40を超える前に社会人としてあるべき一般的な姿に疑問を持ち、会社人としてはドロップアウトとも言える生き方を選んできた。「遅れて来た思春期」と周囲には戯けて見せ、不惑を迎えて以降は他人からは自由に生きていると思われていることだろう。
表向きはそう見えてるかもしれないが、これでも結構悩みがあったりするのである。確かに若い時分に上司に毎度叱責されるのが怖くて、自分で考える余裕もなく言われたことに従おうとしていた頃に比べると、ただ単に歳を取ったおかげかどうかは分からぬが、眠れないほどの悩みなんてモノはなくなった。
ブログは儲からない？
この年齢になって新しいことに挑戦するのはハードルが高いように思える。しかしながら、息子たちが新しい時代に適応していくためには、自分が先頭に立って背中を見せなければ！という気持ちが強くなってきた。会社で働く以外にも、いや、会社の肩書きではとても自慢できない恥ずかしい父ちゃんかもしれないけれども、何か父として手本となるようなことをしたいと思い、若者に負けないようこの歳でブログなんぞ始めてみてはどうだろうと考えるようになった。
巷ではブログはもう儲からないという意見があるようだが、今更SNSで若者に混じるのは流石に気が引ける。それならば、これまで生きてきてちょっとは人の役に立つ情報でも出せるのではないかと思い、少しずつではあるがコンテンツを充実させていき、息子達に父ちゃんが何考えて生きてきたのかを遺すのも一興ではないかと思い、年寄りの無謀な実験を開始することにする。
