置き場所に困ったハンディ掃除機を、3Dプリンターで壁掛けにしてみた

使いたいときにすぐ取れるように、木製ラックの柱にハンディ掃除機の置き場所を作りました。円筒形の本体を左右から受ける形をCadQueryで設計し、A1 miniで印刷した記録です。

原稿の出典・確認状況

製作者の原稿と設計時の記録をもとにしています。表の数値は設計で指定した寸法です。

木製ラックの2×4材の柱に取り付けたブラケットに、ハンディ掃除機を載せた様子

ちょうどいい置き場所がない!

ハンディ掃除機って便利なんだけど、意外と置き場所に困りませんか?

使いたいときにすぐ手が届くところに置きたい。でも、棚の上に転がしておくのも邪魔。

だったら、空いている柱のスペースに専用ホルダーを作ってしまえばいい。ということで、3Dプリンターでハンディ掃除機用の壁掛けブラケットを作りました。

掃除機の形に合わせて専用設計

うちの掃除機は、円筒形のファン部分に細長い持ち手がついた形です。そこでファン部分を左右から受けて、持ち手は真ん中の溝から下に出す形にしました。

設計で指定した主な寸法はこんな感じです。

項目 寸法
持ち手を通す中央の溝 47 mm
ファン部分を受ける円弧 直径69 mm
左右の受け幅 各20 mm
ブラケット全幅 87 mm
取り付け面側の高さ 72 mm
取り付け面からの出幅 82 mm
取り付け板の厚さ 6 mm

CAD設計はPythonで

設計には CadQuery を使いました。溝の幅や受けの円弧の大きさを数値で指定しておくと、寸法を直したときにモデルを作り直せます。

最初の案では、掃除機を置く向きが思っていたものと違っていました。そこで、円筒部分の軸が取り付け面と平行になるように修正しました。左右の受けの下には三角形の補強リブをつけ、出し入れする側は受けの前縁を低くしています。

A1 miniで印刷して、柱に取り付けてみた

CADからSTLを書き出して、Bambu Lab A1 mini で印刷しました。材料は PLA+(マーブルカラー) です。

ブラケットは、木製ラックの2×4材の柱にぴったり収まりました。掃除機を載せると、ファン部分が左右の受けに収まり、持ち手は中央の溝から下に伸びます。棚の上を使わずに、空いていた柱の脇を置き場所にできました。

左右の受けと三角形の補強リブが見える、取り付け状態のアップ

このブラケットは本体を受けに載せる構造で、ラッチや固定バンドはありません。上に持ち上げる力や横方向の動き、衝撃がかかったときの保持力は測っていません。

空いていた場所が、掃除機の定位置になった

棚を増やすほどでもないけど、置くたびにちょっと邪魔。そういうものが、部品ひとつで片づくのは面白いです。今回は、掃除機を使いたい場所のすぐそばに、ちょうど空いていた柱がありました。そこをそのまま置き場所にできたのが、作ってみてよかったところです。

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